ものづくり・・・ロジックな話
マスター分太郎とは?
マスター分太郎とは?
マスター分太郎は“水のチカラ”を利用して食材の異物を除去する機械です。
きっかけ
きっかけはある食品会社から下記のような相談を受けたことでした。
むき身にしたエビの中にエビの殻や髭が混じってしまった分を作業員が目視で確認し、手作業で回収していたそうのですが、髭は細いために非常に見えにくく、見落としによって髭が商品の中に入ってしまい、異物混入のクレームになって困っているということでした。
そこで開発したものが界面張力により、食材と異物を分けることが出来るマスター分太郎です。
構造図の説明
異物選別作業が
分太郎で簡単らくらく
手作業での異物の選別に比べ、当社が開発した分太郎により、作業の速さと異物の高い回収率を実現しました。
メリット
① 人の目で見逃しやすい異物を除去できる(→人件費を抑えられる)
② 食材と異物は別々に回収されるので食材に異物が混入しにくい
③ 水流式のため食材を傷めない
④ 洗浄水の節水が可能
⑤ 多様な食材の異物選別作業に使用できます
デモ動画
実際に当社のデモ機を使って「むきエビ」や「みかん」と異物の分離実験を行いました。
解説
マスター分太郎は食材と異物の比重差があるほど、異物の回収効果を発揮し易い特徴があります。特に丸みや厚みのある食材に対し、ラベル片やビニール、髪の毛といった細かく目に留まりにくい異物を分けることを得意としています。
細かい異物の除去は神経を使う作業となるのですが、分太郎を導入することで作業員の負担が減ることから、ユーザー様には大変好評を頂いています。
当初の対象食材はエビでしたが、その後はイクラ(魚卵)、カットフルーツ(みかん、桃)、なめこ、梅干など様々な食材で導入して頂く機会に恵まれ、また今後も増えていくものと考えています。
余談ですが、導入前にはユーザー様の立会のもとで意図的に食材に髪の毛などの異物を混ぜ込んだテストを行なうのですが、処理をしてみると入れた数より多い異物が回収されることがあり、ユーザー様に驚いて頂くことが担当者の楽しみになっています。
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